
スマホ料金の把握やコストカットはみなどうしているだろうか。この記事ではアンケートを実施し、スマホ料金の見直しについて調査したので参考にしてほしい。
スマホ料金の見直しに関してのアンケート調査

スマホの料金見直しについて、ランダムに選出した695人に対し以下のアンケートを実施した。
・スマホの月額料金
・年代別スマホ料金
・携帯キャリア別の月額料金の感じ方
・【現在の月額料金別】スマホ料金を見直したいと思う人の割合
・スマホ料金を見直したい理由
・スマホ料金見直しで最も重視するポイント
この結果について詳しく解説する。
スマホの月額料金
最初に、スマホの月額料金のアンケートを行った。結果は以下の通り。

| 月額料金 | 人数 |
|---|---|
| 1,000円未満 | 10.8% |
| 1,000円~1,999円 | 16.7% |
| 2,000円~2,999円 | 15.7% |
| 3,000円〜4,999円 | 25.8% |
| 5,000円〜6,999円 | 13.7% |
| 7,000円〜9,999円 | 10.2% |
| 10,000円以上 | 7.2% |
月々のスマホ料金は3,000円〜4,999円の間の人が最も多かった。また、5,000円以上が31%に対し、4,999円未満が69%となっており、全体的に通信コストを下げる意識が高いと考えられる。
年代別スマホ料金
次に、年代別のスマホ料金について調査した。結果は以下の通り。

| 月額料金 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1,000円未満 | 3.2% | 8.0% | 14.0% | 12.4% | 13.8% |
| 1,000円~2,999円 | 23.8% | 28.9% | 32.6% | 40.0% | 32.8% |
| 3,000円〜4,999円 | 23.8% | 28.4% | 28.1% | 20.7% | 20.7% |
| 5,000円〜6,999円 | 11.1% | 16.9% | 9.0% | 16.6% | 15.5% |
| 7,000円〜9,999円 | 20.6% | 10.4% | 10.9% | 4.8% | 10.3% |
| 10,000円以上 | 17.5% | 7.5% | 5.4% | 5.5% | 6.9% |
30代から60代の広い世代で、「1,000円~2,999円」が約30%であるのに対し、「1,000円未満」は10%台と割合が少なかった。
スマホの通信費用をできるだけ安くしたいという意識が高い一方で、プランの相場や通信クオリティなどを背景に「1,000円~2,999円」に落ち着いたと考えられる。
また、20代で「10,000円以上」「7,000円〜9,999円」と答えた人は17.5%で、他の世代よりも割合が多かった。若い世代の方が通信費用にコストをかける傾向が強い点も指摘できる。
携帯キャリア別の月額料金の感じ方
携帯キャリア別の月額料金の感じ方についても調査を実施した。結果は以下の通り。


NTTドコモ・ソフトバンク・auの大手3社は「やや高いと感じる」「とても高いと感じる」を合わせると、いずれも70%を超えた。
一方で、格安SIMでは、料金は「妥当だと思う」という評価が高かった。これは大手キャリアの料金が比較的高い傾向にあるのに対し、格安SIMの料金が安いことに起因すると考えられる。
特に、povoやLINEMOは「妥当だと思う」が60%を超えた。povoは基本料金が無料でデータをトッピングするシステム、LINEMOはLINEのカウントフリーの提供など、独自のプランを展開している点で評価されていると考察できる。
【現在の月額料金別】スマホ料金を見直したいと思う人の割合
次に、現在の月額料金ごとにスマホ料金を見直したいと思う人の割合を調査した。結果は以下の通り。

| スマホ料金を見直したいと思いますか? | はい | いいえ |
|---|---|---|
| 1,000円未満 | 13.3% | 86.7% |
| 1,000円~1,999円 | 25.9% | 74.1% |
| 2,000円~2,999円 | 45.9% | 54.1% |
| 3,000円〜4,999円 | 63.7% | 36.3% |
| 5,000円〜6,999円 | 80.0% | 20.0% |
| 7,000円〜9,999円 | 88.7% | 11.3% |
| 10,000円以上 | 88.0% | 12.0% |
月額料金が高くなるにつれて「はい」と答えた人が多い傾向にあった。これは料金が高い人ほど、現在のコストに納得していない、できるだけ安くしたいという意識が強いと考えられる。
スマホ料金を見直したい理由
スマホ料金を見直したい理由についてもアンケート調査を実施した。結果は以下の通り。

| 理由 | 割合 |
|---|---|
| 料金が高いから | 56.7% |
| データ容量が足りないから | 11.2% |
| データ容量が余っているから | 10.9% |
| 通信速度・品質に不満があるから | 10.7% |
| 契約更新のタイミングだから | 3.8% |
| 家族割を利用したいから | 2.9% |
| その他 | 3.8% |
スマホ料金を見直したい理由として、「料金が高いから」が最も多く半数を超えた。これは通信費用のコスト削減を望む人が多いことが直接的な理由と考えられる。
また、次点で「データ容量が足りないから・余っているから」「通信速度・品質に不満があるから」も10%を超えた。
データ容量のバランスや通信クオリティに関して契約を見直したいという意識が強いことも指摘できる。
スマホ料金見直しで最も重視するポイント
最後に、スマホ料金見直しで最も重視するポイントについて調査を実施した。結果は以下の通り。

| 重視するポイント | 割合 |
|---|---|
| 月額料金の安さ | 65.9% |
| 通信速度・品質 | 14.8% |
| データ容量の多さ | 8.3% |
| キャリアやサービスの信頼性 | 7.5% |
| 手続きの簡単さ | 2.4% |
| その他 | 1% |
「月額料金の安さ」を重視する割合が最も多く6割を超えた。通信費用のコストを下げたいユーザーが多いことが指摘できる。
次点で、「通信速度・品質」に回答があった。料金だけではなく通信クオリティや快適性も重点としていることが考えられる。
スマホ料金を見直すためのステップ

スマホ料金を見直すためのステップは次の3つだ。
・毎月のデータ通信量を把握する
・自分の利用状況に合ったプランを見つける
・他のキャリアと比較してみる
以下で詳しく解説する。
ステップ①毎月のデータ通信量を把握する
スマホ料金を見直すには、最初に毎月のデータ通信量を把握しよう。月ごとのデータ使用量が少ないケースでは、小容量のプランを選択するとコストカットに繫がる。
毎月の使用量に差がある場合は、従量制のプランを契約すると、無駄なくデータを使えるのでおすすめだ。
ステップ②自分の利用状況に合ったプランを見つける
スマホ料金を見直すには、自分の利用状況にあったプランを見つけるのもポイントだ。
たとえば、SNSや動画などの特定のコンテンツの利用が多い場合はカウントフリーオプションがある通信会社と契約するのがおすすめと言える。
また、通話の頻度が多いケースでは、かけ放題や電話無料アプリがあるキャリアを選択すると、コストカットが可能だ。
スマホに関してどのサービスをどれだけ使っているか、再度確認してみよう。
ステップ③他のキャリアと比較してみる
スマホ料金を見直すステップとして、他のキャリアと比較することも挙げられる。同じデータ量のプランであってもキャリアごとに料金が異なるケースが多い。
プランの料金だけではなく、サービス内容やオプション、通信速度などを総合的に比較して、一番お得なものを選択しよう。
スマホ料金を安くする方法

スマホ料金を安くする方法は次の8つだ。
・料金プランの変更
・契約内容の見直し
・不要オプションの解約
・スマホキャリアの乗り換え
・家族割やセット割の活用
・安いスマホ端末を使う
・通話料金を節約
・Wi-Fiの活用
以下で詳しく解説する。
料金プランの変更
スマホ料金を安くする方法の1つ目は、料金プランの変更だ。たとえば大容量のデータが毎月余る場合は、小容量のプランに切り替えることで、料金が安くなる。
また、旧プランを継続契約するよりも、新プランに変更するほうがコストダウンにつながるケースも多い。
スマホの利用状況や予算に応じて自分に合ったプランを選択しよう。
契約内容の見直し
スマホ料金を安くする方法として、契約内容の見直しも挙げられる。たとえば光回線の契約を前提としている割引プランでは、ネットを利用する頻度が少ないとかえってコストがかかってしまう。
契約内容や条件を精査した上で、費用がかからないものを選ぼう。
不要オプションの解約
スマホ料金を安くする方法の3つ目は、不要オプションの解約だ。契約時にセキュリティや端末保証、動画配信コンテンツなどさまざまなオプションの加入を勧められるケースがある。
毎月支払うサービスがほとんどなので、不要な場合は早めに解約しよう。
スマホキャリアの乗り換え
スマホ料金を安くする方法として、スマホキャリアの乗り換えも挙げられる。同程度のデータ容量のプランでもキャリアごとに料金が異なるケースが多い。
また、乗り換え特典として、端末代金やプラン料金の割引を受けられる場合もある。どのキャリアが一番お得か比較した上で乗り換え先を決定しよう。
家族割やセット割の活用
スマホ料金を安くする方法の5つ目は、家族割やセット割の活用だ。家族で同じキャリア使用する、光回線とのセット契約をする、といった条件で割引が適用される場合が多い。
割引額や対応の光回線や適用できる人数などはキャリアごとに異なるので、確認した上で活用しよう。
安いスマホ端末を使う
スマホ料金を安くする方法として、安いスマホ端末を使うことも挙げられる。高額の端末の分割支払いがあると、毎月の通信に関するコストがかさむ。
できるだけコストを下げたい時は、安い端末や中古端末の利用を検討しよう。
通話料金を節約
スマホ料金を安くする方法の7つ目は、通話料金の節約だ。基本の通話料金は30秒毎に発生し、長電話や通話頻度が多いと高額請求につながるケースもある。
キャリアごとに展開しているかけ放題オプションや、通話無料アプリなどを活用して、電話にかかるコストを抑えよう。
Wi-Fiの活用
スマホ料金を安くする方法として、Wi-Fiの活用も挙げられる。スマホの通信データは、ネット利用だけではなく、アプリの更新や使用時にも消費されるので注意すべきだ。
データ消費を節約するには、自宅や公共機関などにあるWi-Fiに接続してからネットに接続しよう。
スマホ料金の見直しはどこで相談できる?

スマホ料金の見直しは、次の場所や方法で可能だ。
・auやドコモなどのショップ店頭
・電話やビデオ通話
・家電量販店
以下で詳しく解説する。
auやドコモなどのショップ店頭
スマホ料金の見直しは、auやドコモショップの店頭で可能だ。専門スタッフによる対面方式で相談できるので、プランの内容や見積もりなどを細かく設定したい人におすすめと言える。
ただし、格安SIMは実店舗のないキャリアもあるので注意しよう。
電話やビデオ通話
スマホ料金の見直しは、電話やビデオ通話でもできる。各キャリアごとに電話やチャットの窓口があるので活用しよう。
時間をとれない人や、対面形式での相談が苦手な人におすすめと言える。ただし、月末は契約に関して窓口が混雑するケースもあるので早めに連絡しよう。
家電量販店
スマホ料金の見直しは、家電量販店でも可能だ。店舗に大手キャリアの契約ブースがあり、プランの変更や確認等ができる。
新規契約や乗り換えを条件に家電が割り引かれる特典などもあるので活用しよう。
