UQモバイルを海外利用する際の注意点を知りたい
UQモバイルを契約する際「海外で利用できるか知りたい」「渡航先で使えるプランを確認したい」という人も多いと思います。
そこで、この記事ではUQモバイルの海外利用の概要や料金、方法などを詳しく解説します。
- UQモバイルの海外利用の概要
- UQモバイルの海外利用の料金
- UQモバイルの海外利用の設定方法
- UQモバイルの海外利用で高額請求になるケース
- UQモバイルの海外利用で高額請求を防ぐコツ
- UQモバイルの海外利用の注意点
UQモバイルについてさらに詳しく知りたい場合は次の記事を参考にしてみてください。
→UQモバイルの評判・口コミ【新料金プランやデメリットなどを徹底解説】
UQモバイルは海外でも利用可能
UQモバイルは海外でも利用可能です。次の項目ごとに概要を説明します。
- 海外で利用できるのは2種類のプラン
- 国際ローミング対応機種を確認
- 海外のフリーWi-Fiも利用可能
海外で利用できるのは2種類のプラン
UQモバイルでは海外利用時に2種類のプランが選べます。
- au海外放題
- 海外ダブル定額
以下が概要です。
au海外放題 | 海外ダブル定額 | |
---|---|---|
料金 | 予約割:800円~1,000円/24時間 通常料金:1,200円/24時間 |
24.4MBまで:1,980円/日 無制限:2,980円/日 |
適用条件 | ・専用アプリのダウンロード | ・au海外放題拒否オプションに加入 |
対応地域 | 約170ヶ国 | 約130ヶ国 |
利用日数 | 無制限 (予約割適用は最長30日間) |
無制限 |
データ利用期間 | ・渡航先のでの時間を基準とする ・予約した場合は設定した時間から起算する |
・日本の時間を基準とする |
設定方法 | ・au IDにログイン後利用設定をする | ・データローミングをオンにする |
au海外放題は、1日のデータが使い放題になるプランです。専用アプリを通して800円/日から無制限で利用できるので、渡航先での通信費をできるだけ抑えたい人におすすめです。
海外ダブル定額はデータの使用量で段階的に料金が変動するプランで、24.4MBまでであれば1,980円/日で利用できます。
割高なプランですが、アプリ不要でデータローミングをオンにするだけで設定が可能なメリットもあります。
国際ローミング対応機種を確認
UQモバイルの国際ローミング対応機種は次の通りです。
プラン | 対応機種(OS) |
---|---|
au海外放題 | ・iOS13以上 ・Android7以上 |
海外ダブル定額 | ・iOS ・Android |
au海外放題では、iOS13以上・Android7以上が対応OSになっています。海外ダブル定額はiOS・Andoroid共にバージョンを問わず利用できます。
海外のフリーWi-Fiも利用可能
UQモバイルでは海外のフリーWi-Fiも利用可能です。ただしフリーWi-Fiは公共施設や店舗など接続できる場所が限定的なので確認してから利用しましょう。
また、安全性が不確かなフリーWi-Fiもあります。提供元を確認してセキュリティに注意した上で利用しましょう。
UQモバイルを海外ローミングするときの料金例
UQモバイルを海外ローミングするときの料金について次の項目ごとに説明します。
- au海外放題の通信料
- 海外ダブル定額の通信料
- 国際電話の通話料
- 船舶での通話料
- 国際SMSの料金
以下で詳しく解説します。
au海外放題の通信料
UQモバイルのau海外放題の通信料は次の通りです。
料金 | |
---|---|
au海外放題 | 予約割:800円~1,000円/24時間 通常料金:1,200円/24時間 |
アメリカに3日滞在時の総額 | 予約時:2,400円 通常料金:3,600円 |
au海外放題は渡航前に事前予約することで割引料金が適用されます。通常料金よりも200~400円程度安くなるのでおすすめです。
海外ダブル定額の通信料
UQモバイルの海外ダブル定額の通信料は次の通りです。
料金 | |
---|---|
au海外放題 | 24.4MBまで:1,980円/日 無制限:2,980円/日 |
アメリカに3日滞在時の総額 | 24.4MBまで:5,940円 無制限:8,940円 |
海外ダブル定額はデータの使用量で段階的に料金が変動するプランです。料金が割高なので、できるだけ安く利用したい場合はau海外放題の方がおすすめです。
国際電話の通話料
UQモバイルの国際電話の通話料は次の通りです。
料金 | |
---|---|
国際電話 | 39円~199円/30秒 |
UQモバイルでは39円/30秒から国際通話が可能です。国・地域によって料金が異なるので注意しましょう。
以下が国別の一例です。
※表は左右にスクロールできます
アメリカ | 韓国 | 台湾 | |
---|---|---|---|
滞在国内での発信 (/30秒) |
60円 | 25円 | 35円 |
日本への発信 (/30秒) |
70円 | 112.5円 | 87.5円 |
滞在国外への発信 (/30秒) |
105円 | 132.5円 | 132.5円 |
着信時 (/30秒) |
82.5円 | 35円 | 72.5円 |
渡航先の通話料金を確認した上で利用しましょう。
船舶での通話料
UQモバイルの船舶での通話料金は次の通りです。
着信 | 発信 | |
---|---|---|
船舶での通話 (/30秒) |
400円 | 325円 |
船舶での通話は、国・地域に関係なく船舶通話料金が適用されます。通常の国際通話よりも割高なので、長時間の電話には注意しましょう。
国際SMSの料金
UQモバイルの国際SMSの料金は次の通りです。
料金 | |
---|---|
国際SMS | 100円~/通 (70文字から) |
国際SMSの料金は1通100円から利用できます。文字数によって料金が変動し最大1,000円(670文字/通)まで送信できる仕様です。
UQモバイルを海外で利用する際の設定方法
UQモバイルを海外で利用する設定方法をプランごとに説明します。
- au海外放題
- 海外ダブル定額
以下で詳しく解説します。
au海外放題
UQモバイルのau海外放題の設定方法は次の通りです。
日本(出国前) | 海外(到着後) | |
---|---|---|
au海外放題 | ①「海外スマホ利用」アプリをダウンロードする ②アプリを起動して予約する ③モバイルデータとデータローミングをオンにする ④飛行機で機内モードをオンにする |
①機内モードをオフにする |
まず、国内で「海外利用アプリ」をダウンロードします。アプリを起動して利用日や利用期間を予約しましょう。
渡航前にデータローミングと機内モードをオンにしましょう。到着後に機内モードをオフにしたら、利用開始時間から通信が可能になります。
海外ダブル定額
UQモバイルの海外ダブル定額の設定方法は次の通りです。
日本(出国前) | 海外(到着後) | |
---|---|---|
海外ダブル定額 | ①au海外放題拒否オプションに加入する ②データローミングをオンにする ③飛行機で機内モードをオンにする |
①機内モードをオフにする ②利用可否のSMSを受信 |
まず、渡航前にau海外放題の拒否オプションに加入します。次にデータローミングをオンにしましょう。
飛行機に乗る際は機内モードをオンにし、渡航先でオフに切り替えてください。最後にSMSで海外ダブル定額が利用可能か否かメッセージが届きます。
利用可能な場合は自動で海外ダブル定額が適用されます。
UQモバイルのau海外放題と海外ダブル定額どっちがお得?
UQモバイルの海外プランは、au海外放題の方がお得です。
au海外放題 | 海外ダブル定額 | |
---|---|---|
料金 | 予約割:800円~1,000円/24時間 通常料金:1,200円/24時間 |
24.4MBまで:1,980円/日 無制限:2,980円/日 |
アメリカに3日滞在時の総額 | 予約時:2,400円 通常料金:3,600円 |
24.4MBまで:5,940円 無制限:8,940円 |
24時間の無制限データ通信が800円から利用できるので、渡航先でもできるだけコスパ良く使いたい人におすすめです。
UQモバイルを海外で使って高額請求になるケース
UQモバイルを海外で使って高額請求になるケースは次の通りです。
- データローミング機能がオンになっていた
- 長時間通話していた
- SNSアプリやスマホのアップデートが行われていた
以下で詳しく解説します。
データローミング機能がオンになっていた
UQモバイルを海外で使って高額請求になるケースの1つ目は、データローミング機能がオンになっていた場合です。
UQモバイルの「au海外放題」は事前申し込みやアプリの設定が必要なので、手続きが済んでいないと適用されません。
その場合、割高な「海外ダブル定額」の方が適用され、データローミング機能をオンにすれば利用できます。
ここで注意すべき点は、渡航先によっては「海外ダブル定額」が適用されないケースがあることです。
定額プランが適用されずにデータローミング機能をオンにしていると、データを消費した分だけ料金がかかってしまい、高額請求に繋がります。
長時間通話していた
UQモバイルを海外で使って高額請求になるケースとして、長時間通話していた場合も挙げられます。
国際通話は、国内通話よりも料金が高く、かけ放題などのオプションが適用されません。長時間通話するほど料金がかかるので注意しましょう。
また、海外から着信があるだけでも料金がかかります。例としてアメリカ・日本での通話は以下のようになります。
アメリカ | 日本 | |
---|---|---|
通話料金 | 日本への発信:70円/30秒 日本からの着信:82円/30秒 |
国内通話:22円/30秒 (着信・発信) |
国・地域によって通話料金は変動するので確認してから利用しましょう。なお、できるだけ通話料金を抑えたい場合はLINEアプリの通話機能を利用するのがおすすめです。
データ消費はあるものの、通話料金はかからないのでコストカットが可能です。
SNSアプリやスマホのアップデートが行われていた
UQモバイルを海外で使って高額請求になるケースの3つ目は、SNSアプリやスマホのアップデートが行われていた場合です。
アプリやシステムのアップデートは自動で行われることがほとんどで、その都度データを消費します。
1回あたり0.1GB程度ですが、たくさんアプリがある場合はデータ使用量がかさみます。海外定額プランに未加入のままデータローミングをオンにしていると、アップデートで大量にデータを消費した分だけ料金がかかるので注意しましょう。
UQモバイルを海外で使う際の高額請求を防ぐコツ
UQモバイルを海外で使う際の高額請求を防ぐコツは次の通りです。
- 海外のデータ定額のプランが適用になっているかを確認する
- 渡航する前に地図をダウンロードしておく
- データローミングをオフにしておく
- 機内モードをオンにして電話の着信を防ぐ
- アプリの自動更新やクラウドのバックアップ機能をオフにしておく
- 海外の無料Wi-Fiを活用する
以下で詳しく解説します。
海外のデータ定額のプランが適用になっているかを確認する
UQモバイルを海外で使う際の高額請求を防ぐコツの1つ目は、海外のデータ定額のプランが適用になっているかを確認することです。
海外用のデータ定額プランが適用されないまま通信すると、データを消費した分だけ料金がかかるため高額請求のリスクに繋がります。
定額プランが適用されているのを確認した上でデータ通信を行いましょう。
渡航する前に地図をダウンロードしておく
UQモバイルを海外で使う際の高額請求を防ぐコツとして、渡航する前に地図をダウンロードしておくことも挙げられます。
リアルタイムで位置情報を取得できる地図アプリは便利ですが、データ消費量も多く高額請求に繋がりやすいです。
予め渡航先の地図をダウンロードしルートを確認しておくことで、地図アプリの利用を減らせます。
データローミングをオフにしておく
UQモバイルを海外で使う際の高額請求を防ぐコツの3つ目は、データローミングをオフにしておくことです。
データローミングがオンのままだと、自動で通信が行われます。アプリやシステムのアップデートなど知らないうちに大量のデータ消費をし、高額請求されるケースもあるので注意しましょう。
データ通信を行わない時はローミングをオフにし、こまめに切り替えるのがおすすめです。
機内モードをオンにして電話の着信を防ぐ
UQモバイルを海外で使う際の高額請求を防ぐコツとして、機内モードをオンにして電話の着信を防ぐことも挙げられます。
機内モードはフライト中以外でも切り替え可能で、オンにすることで電波が遮断されインターネット通信・メール・通話・SMSなどが完全にできなくなります。
相手側からの着信でも国際通話料金が適用されるので、機内モードをオンすれば消費データを節約可能です。
アプリの自動更新やクラウドのバックアップ機能をオフにしておく
UQモバイルを海外で使う際の高額請求を防ぐコツの5つ目は、アプリの自動更新やクラウドのバックアップ機能をオフにしておくことです。
アプリやシステムのアップデートやクラウドのバックアップサービスもデータを消費するため、高額請求のリスクがあります。
iOS・Android共にアプリストアやクラウドサービス画面で自動更新をオフにできるので、あらかじめ設定しておきましょう。
海外の無料Wi-Fiを活用する
UQモバイルを海外で使う際の高額請求を防ぐコツとして、海外の無料Wi-Fiを活用することも挙げられます。
海外では商業施設やホテルなどで無料Wi-Fiを提供している場合があります。IDとパスワードを入力するだけで利用可能なのでデータ消費の節約ができます。
ただし、無料Wi-Fiの提供場所は限定的で、郊外や僻地などでは取り扱いがないケースがほとんどです。
また、提供元が不明な無料Wi-Fiにも注意しましょう。個人情報の漏洩やウイルス感染のリスクもあるので、安全性を確かめてから通信してください。
UQモバイルを海外で使う際の注意点
UQモバイルを海外で使う際の注意点は次の通りです。
- au海外放題の予約割は最長30日までの適用
- LINE通話はデータ容量を使う
- 無料Wi-Fiは個人情報漏洩に注意する
- 国際ローミングができない端末もある
以下で詳しく解説します。
注意点①au海外放題の予約割は最長30日までの適用
UQモバイルを海外で使う際の注意点の1つ目は、au海外放題の予約割は最長30日までの適用である点です。
au海外放題は予約期間が過ぎた後も利用可能ですが、予約割の適用は最長30日間までです。
予約割適用期間が過ぎた後は通常料金に戻るので、確認しつつ利用しましょう。
注意点②LINE通話はデータ容量を使う
UQモバイルを海外で使う際の注意点として、LINE通話はデータ容量を使う点です。LINE通話はアプリを通すので通話料金がかからない点でメリットがあります。
ただし、アプリ利用によるデータは消費されるので、使い過ぎには注意が必要です。あらかじめ海外用の定額プランに加入してからLINE通話を使いましょう。
注意点③無料Wi-Fiは個人情報漏洩に注意する
UQモバイルを海外で使う際の注意点の3つ目は、無料Wi-Fiは個人情報漏洩に注意する点です。
海外でも公共施設やホテルで無料Wi-Fiが提供されていますが、個人情報漏洩のリスクはゼロではありません。
また、安全な無料Wi-FiにSSIDに似せた提供元不明のWi-Fiがあるケースにも注意しましょう。
個人情報を抜き取られたり、ウイルスに感染したりする危険性もあるので、必ず安全性を確かめてから接続してください。
注意点④国際ローミングができない端末もある
UQモバイルを海外で使う際の注意点として、国際ローミングができない端末もある点も挙げられます。
UQモバイルの公式サイトで国際ローミング対応端末を確認できるので、渡航前にチェックしましょう。
UQモバイルの海外利用に関するよくある質問
UQモバイルの海外利用に関するよくある質問をまとめました。
UQモバイルに海外かけ放題プランはある?
UQモバイルに海外かけ放題プランはありません。海外の通話は国際通話料金が適用されます。
国内通話料金よりも高いので、高額請求に注意しながら利用しましょう。
UQモバイルの海外データローミングをオフしたらどうなる?
UQモバイルの海外データローミングをオフにすると、インターネット・通話・メール・SMS等が利用できなくなります。
通信を遮断することでデータ消費を抑えるメリットもあるので、適宜活用しましょう。
海外に行く際にUQモバイルを一時休止できる?
UQモバイルは海外に行く際にプランを一時休止できません。国内および海外用のプラン料金は通常通り請求されるので注意しましょう。
海外旅行に行く前にUQモバイルでしておくことは?
海外旅行に行く前にUQモバイルでしておくことは次の通りです。
- 海外定額プランに加入する
- プラン利用に必要なアプリやオプションの設定をする
海外定額プラン(au海外放題・海外ダブル定額)に加入しなくても海外ローミングの利用は可能ですが、データ通信による高額請求のリスクがあります。
渡航先でもたくさん通信をする場合は、海外定額プランの利用を選択しましょう。なおau海外放題は、事前予約や専用アプリの設定が必要になります。
海外ダブル定額の場合は、au海外放題拒否オプションをあらかじめ選択しましょう。
UQモバイルを海外で使うためにiPhoneで必要な設定はある?
UQモバイルを海外で使うためにiPhoneで必要な設定は次の通りです。
- 渡航前に機内モードをオンにする
- 渡航後に機内モードをオフにする
- 通信オプションからデータローミングをオンにする
基本的な設定はどの端末も一緒で、機内モードとデータローミングの切り替えをすれば利用可能です。
UQモバイルを海外のSIMカードに入れ替えたらどうなる?
UQモバイルのSIMカードから、海外のSIMカードに入れ替えると、回線が切り替えられます。
海外SIMでの通信が可能になりますが、UQモバイルのプランそのものは停止されず基本料金がかかるので注意しましょう。
UQモバイルのSIMフリー端末は海外でも使える?
UQモバイルで購入したSIMフリー端末は海外でも利用可能です。UQモバイルの海外プランを利用する他、現地で海外SIMを購入しても通信できます。
UQモバイルのesim端末を海外で使う設定は?
UQモバイルのeSIM端末を海外で利用する場合の設定方法は次の通りです。
UQモバイルの海外ローミングを利用する場合 | 海外でSIMを購入する場合 | |
---|---|---|
設定方法 | ①利用したい海外プランを選択する ②渡航前に事前準備をする ③機内モードをオンにする ④渡航後に機内モードをオフにする ⑤海外ローミングをオンにする |
①機内モードをオンにする ②海外ローミングをオフにする ③渡航後に機内モードをオフにする ④現地の通信業者でeSIMの契約をする |
UQモバイルの海外ローミングを利用する場合は、SIMカード・eSIM共に基本的な設定は同じです。
高額請求を避けるためにもあらかじめ海外の定額プランに加入および設定してから渡航しましょう。
海外でSIMを購入する場合は、渡航前に必ずUQモバイルの海外ローミング設定をオフにしてください。
渡航先の通信業者でeSIMの契約をすれば回線の切り替えが可能です。
UQモバイルについてさらに詳しく知りたい場合は次の記事を参考にしてみてください。
→UQモバイルの評判・口コミ【新料金プランやデメリットなどを徹底解説】