スマホでVPNを利用するメリットや接続方法を知りたい!
VPNを利用するとデータを暗号化して第三者からの盗み見や不正アクセスを防げます。第三者から攻撃を受けるリスクがあるのは、パソコンだけではなくスマホも同じです。
この記事ではVPNをスマホで利用する方法やメリット、接続方法について詳しく解説します。
- スマホで利用できるVPNとは何か
- iPhone・AndroidのVPN接続の設定方法
- スマホでVPNを利用するメリット・デメリット
- スマホでVPNを利用するシーン
- スマホで利用するVPNを選ぶ際のポイント
スマホで利用できるVPNとは?

スマホで利用できるVPNとは、インターネット回線でやり取りするデータを暗号化して第三者から攻撃を受けるリスクを防ぐ技術です。
VPNを接続するとインターネット回線とスマホの間に仮想のトンネルを構築し、データを暗号化して第三者から盗み見されるのを防げます。
そのためセキュリティの低い公衆Wi-Fiを利用しても、第三者からの攻撃を防ぎ安全にデータのやり取りができます。
VPN接続とは…
Virtual Private Network(仮想プライベート ネットワーク)の略。
VPNはiPhoneやAndroidスマホでも使える

VPN接続はiPhoneやAndroidスマホでも使えます。VPN接続を利用すれば下記のような個人情報を守れます。
- クレジットカード・銀行口座の番号
- ログインID・パスワード
- IPアドレス
- 閲覧履歴
- 位置情報
- 第三者に知られたくない情報が記載されたメール
上記のような個人情報が第三者の手に渡るのを防ぎ、悪用されるリスクを減らすためにはVPNの利用が必要です。
スマホでVPN接続を設定する方法

スマホでVPN接続を設定する方法をiPhone・Androidに分けて詳しく解説します。
iPhone
iPhoneのスマホでVPN接続を設定する方法は以下の手順です。
- 「設定>一般」をタップして「VPNとデバイス管理」をタップする。
- 「VPN>VPN構成を追加」をタップして、VPN情報を入力する。
- 入力が終わったら「完了」をタップする。
設定画面でVPNのスイッチを右にスワイプしてオンにするとVPNを利用できます。
Android
AndroidのスマホでVPN接続を設定する方法は以下の手順です。
- 「ネットワークとインターネット>VPN」からVPN情報を登録する。
- 登録済みのVPNをタップして、ユーザー名・パスワードを入力して「接続」をタップする。
VPNサービスによっては別途で接続アプリが必要になる場合があるので注意してください。
スマホでVPNを利用するメリット

スマホでVPN接続を利用するメリットを以下の項目に分けて詳しく解説します。
- 海外のコンテンツにアクセスできる
- アクセス規制国でもインターネットを閲覧できる
- 公共のフリーWi-Fiを安全に使用できる
- 個人情報漏洩のリスクを低減できる
1つずつ見ていきましょう。
海外のコンテンツにアクセスできる
スマホでVPNを接続するメリットの1つ目は、海外のネットワークコンテンツにアクセスできることです。
インターネットのコンテンツには特定の国からしかアクセスできないサービスがあり、通常はアクセスができません。
VPNを利用して見たいネットワークコンテンツがある国にサーバーを設定すると、国内から海外のコンテンツにアクセスできるようになります。
アクセス規制国でもインターネットを閲覧できる
スマホでVPNを利用するメリットには、アクセス規制国でもインターネットを閲覧できることも挙げられます。
インターネット接続が規制されている国では、WEBサービスのネットワークアクセスに制限がかかっているため自由にインターネットを利用できません。
VPN接続で現在地と違う国のサーバーに設定してインターネットに接続すると、ネットワーク規制を回避してWEBサービスの利用ができるようになります。
公共のフリーWi-Fiを安全に使用できる
スマホでVPNを利用するメリットは、公共のフリーWi-Fiを安全に使用できることもあります。
セキュリティの弱い公共のフリーWi-Fiは、悪意のある第三者から個人情報を盗み見られるリスクがあるので危険です。
VPNに接続すると、カフェやホテルのフリーWi-Fiを利用する際に第三者から見られたくない情報を保護できるので安全にインターネットを使用できます。
個人情報漏洩のリスクを低減できる
スマホでVPNを利用するメリットは、個人情報漏洩のリスクを低減できることも大きいです。
スマホでは下記のような個人情報を送信します。
- クレジットカード・銀行口座の番号
- ログインID・パスワード
- IPアドレス
- 閲覧履歴
- 位置情報
- 第三者に知られたくない情報が記載されたメール
上記のような情報が悪意のある第三者に渡ると悪用されるリスクがあるため、VPNで情報を保護する必要があります。
スマホでVPNを利用するデメリット

スマホでVPNを利用するデメリットには以下があります。
- 基本的に有料
- データ通信速度が不安定になる
- バッテリー消費量が増加する
- 別途セキュリティソフトが必要になることも
1つずつ詳しく解説します。
基本的に有料
スマホでVPNを利用するデメリットは、基本的に有料なことです。無料で利用できるVPNもありますが、セキュリティが弱く通信速度も遅くなる可能性があるためおすすめできません。
VPN接続の利用料はサービスによって異なるので、複数の会社を比較して自分に合ったサービスを見つけると良いでしょう。
データ通信速度が不安定になる
スマホでVPNを利用するデメリットは、データ通信速度が不安定になることです。VPNに接続するとデータを暗号化してから、VPNサーバーを経由してデータ通信をおこないます。
そのため利用者の人数やサーバーの性能によってはデータ通信の速度が遅くなる可能性があり、動画視聴やダウンロードに支障が出る場合があります。
バッテリー消費量が増加する
スマホでVPNを利用するデメリットは、バッテリー消費量が増加することも挙げられます。
VPNを利用するとVPNサーバーに接続して通信をおこなうので、通信量が増えてバッテリーの消費が早くなる可能性があります。
別途セキュリティソフトが必要になることも
スマホでVPNを利用するデメリットは、別途セキュリティソフトが必要になることもある点です。
VPNはインターネットでやり取りする情報を保護する役割はありますが、全てのサイバー攻撃を防げるわけではありません。
不正アクセスや情報漏洩を防ぐためには、セキュリティソフトの導入が必要です。
スマホでVPNを利用するシーン

スマホでVPNを利用するシーンには以下が挙げられます。
- 無料Wi-Fiの利用時
- 海外のコンテンツを楽しみたい時
- 決済データ等の暗号化
- アクセス規制を回避したい時
1つずつ見ていきましょう。
無料Wi-Fiの利用時
スマホでVPNを利用するシーンは、無料Wi-Fiを利用する時です。無料Wi-Fiは悪意のある第三者が情報を盗むために利用することもあり、個人情報が漏洩するリスクがあります。
カフェやホテルなどの無料Wi-Fiを利用する時はVPNに接続すると安全です。
海外のコンテンツを楽しみたい時
スマホでVPNを利用するシーンは、海外のネットワークコンテンツを楽しみたい時もあります。
海外のネットワークコンテンツには特定の国からしかアクセスできないサービスがあり、通常は利用できません。
VPNを利用して特定の国にサーバーを設定してインターネットに繋ぐことで、国内から海外のネットワークコンテンツを楽しめます。
決済データ等の暗号化
スマホでVPNを利用するシーンは、決済データ等の暗号化をする時です。ネットショッピングをする際はクレジットカード・銀行口座の番号など個人情報を入力しますが、情報が第三者の手に渡れば悪用される危険性があります。
VPNを利用すれば第三者から個人情報を悪用されるリスクを減らし、安全にネットショッピングが楽しめます。
アクセス規制を回避したい時
スマホでVPNを利用するシーンは、アクセス規制を回避したい時にも有効です。WEBサービスではIPアドレスでどこの国からのアクセスか判断して、対象外の国からのアクセスを規制することがあります。
VPNを利用すると特定の国のIPアドレスを取得できるので、国内からアクセスできないWEBサービスにもアクセスできるようになります。
スマホで利用するVPNを選ぶ際のポイント

スマホで利用するVPNを選ぶ際のポイントは以下の5つです。
- 料金はいくらか
- サーバーの設置場所はどこか
- データ通信制限がないか
- 複数デバイスで同時接続できるか
- プライバシーが守られるか
1つずつ詳しく解説します。
料金はいくらか
スマホで利用するVPNを選ぶ際のポイントの1つ目は、料金はいくらかです。VPNの利用料は数百円~数千円とサービスによって異なります。
VPNは継続して利用するサービスなので、無理なく続けられる料金か、サービスの質と料金が見合っているかなどを確認して納得のいくサービスを選ぶと良いでしょう。
サーバーの設置場所はどこか
スマホで利用するVPNを選ぶ際のポイントは、サーバーの設置場所もあります。特定の国からアクセスが制限されているネットワークコンテンツを閲覧したい場合は、制限がかからない国のサーバーに設定しないとサービスが利用できません。
複数の国にサーバーを設置するサービスを選ぶと、状況によってサーバーを変更することができるので便利です。
データ通信制限がないか
スマホで利用するVPNを選ぶ際のポイントは、データ通信制限がないかも挙げられます。
VPNによってはプロバイダーが何らかの理由で、インターネット通信の速度を低下させる場合があります。
データ制限のあるVPNを選ぶとスムーズに動画視聴やダウンロードができなくなる可能性があり、快適にインターネットを使用できません。
複数デバイスで同時接続できるか
スマホで利用するVPNを選ぶ際のポイントは、複数デバイスで同時接続できるかも重要になります。
安全にインターネットを利用するには、使用する全てのデバイスにVPNを接続するのがベストです。
同時接続できる台数は公式ホームページに掲載されているので、所持しているデバイスが全てVPNに接続できるか確認しましょう。
プライバシーが守られるか
スマホで利用するVPNを選ぶ際のポイントは、プライバシーが守られるかも重要です。
VPNは第三者からIPアドレスや閲覧履歴を見られないようにできますが、VPNサービスを提供する会社は利用者のIPアドレスや閲覧履歴の保存ができます。
個人情報の悪用や漏洩を防ぐために「ノーログポリシー」を採用しているサービスを選ぶのがおすすめです。
ノーログポリシーとは…
サービス提供側が利用者の個人情報(閲覧情報・IPアドレスなど)を保持しないこと。
当サイト「わかるVPN」が総力を挙げてVPN12社を徹底比較し、おすすめを紹介しています。
あなたが選ぶべき格安SIMはどれなのかが分かりますので、迷った時の参考にしてみてください。